サボリーマンの徒然なるままに雑記ブログのサボです。
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未経験の経理に就きたい、就いたけどわからない
中小企業の経理を目指す人や見事合格して任される人、異動で経理部に行く方など様々な事情があると思います。経理にすぐれたサイトはたくさんありますが、中小企業の経理は意識高い経理サイトとは実態が離れているのが現状です。
今回は未経験から経理20年の私が体感した、実態をまとめてお話したいと思います。
すべての中小企業の経理が同じではないですが、本質は同じですので新たに経理を目指す人などの少しでもお役に立てればと思います。
【経理の仕事】
簡潔に現実的には以下の内容がメインとなります。
・支払(債務)、請求(債権)の管理(書類の整理や作成や入金、支払の漏れの確認)
・現金、預金の管理(預入や引出)
・諸経費の精算(社員の経費や突発な支払など)
・税金の納付
以上です。
え?と思うかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
会計処理や決算などは必ずしも必要ではありません。
上記の内容を正しくすることで、会計事務所などがやってくれている会社はたくさんあります。
一次対応が必要なのは上記となりますので、上記の4点は会社の窓口となる経理部がやる必要性がかなり高くなります。すべて外部に投げることも可能ですが、あくまで多くの中小企業の話となります。
上記の4点ですが、実際にあやると管理方法や支払方法など細かく戸惑うことがあることがたくさんあります。
例えば、税金の納付ですが、消費税の予定納税であればどこに、どのように、どんな支払方法で納付すれば良いのかなど実務では戸惑うことが多々あります。
振込一つにしてもネットバンキングを普段使用しな方は口座登録から承認までの作業で戸惑うことでしょう。
清算や支払に関しても場合によっては相殺や一時預かりのケースなど多岐にわたります。
そこで以下の流れでなれることが良いと感じます。
1)記録をつける癖をつける
エクセルを使ったこともない人がいると思いますので、これを機にエクセルを使うことをおすすめします。エクセルはつまずいて自己解決することで、スキルと汎用性が高まります。
具体的には家計簿のように表をつくり出金や入金の金額を記録をつけ、詳細の内容を記録することから始めます。
また支払予定や入金予定の表も別途作成しておきましょう。月ごとに管理するほうがスケジュール管理も合わせて使用しやすいと思います。
2)書類の整理
上記の支払、入金や請求書など書類を整理して見返せるようにしておきます。
きれいに貼り付けるなどは必要なく、月ごとにまとめる程度でよいと思います。
3)現預金の管理
事務所などにある金銭や預金を常に把握できるように管理表を作成します。
上記で金銭の出入があれば適宜記録をつけて残高と管理表のずれがないか定期的に確認をします。
4)支払準備と日常対応
社員の経費精算や毎月の支払などの準備が必要になります。
2番目の書類整理の効果が出てきますので、支払金額や受領金額の確認がスムーズにできるようにしておきます。ここでもエクセルをつかるととても便利です。
5)税金の納付月を把握する
会社の決算月によって納める税金の月や方法などがかわりますので、確認をしておきます。
どの会社でもある、社会保険料や源泉税や法人住民税などは利益があるなしに関わらず発生しますので一番初めに確認する項目です。その支払のために3番目の現金管理が大切になってきます。のちに資金繰り表の話になります。
以上の流れがまず経理としてはじめにすべきことかと思います。特に零細企業でしたら上記の内容でほぼ完結することの方が多いと思います。
もう少しボリュームのある会社では会計処理から各種保険手続きやインボイス、電子帳簿対応など法令対応など幅が広くなります。
しかし、基本は上記の4点をしていれば何かあっても対応がしやすいため、まずは上記4点をしっかりやることがとても重要です。
その中でPC操作に慣れることがとても重要です。
今の事務方は正直PCに強くないと価値が上がりません。会計処理はもちろん、請求書、申告、申請、連絡などほぼ全てが電子で完結する時代です。
相手方から明細の作成など頼まれるケースは非常に多いです。上記の練習をする上で試行錯誤しながらデジタルに強くなることをおすすめします。